私は、「アレッポの石鹸」の愛用者です。
洗顔にもお風呂にももちろん、シャンプーもできて万能な使い方のできるアレッポの石鹸。
石鹸としては少しいいお値段ですが、とても使いやすいですよ。
今回は、アレッポの石鹸についてお伝えしますね。
アレッポの石鹸の成分はオリーブオイル
アレッポの石鹸は「アレッポの石鹸」という商品名です。
同じような名前で同じような成分の石鹸は他にもあります。
アレッポの石鹸と名乗っているものは、シリアにある都市アレッポの特産品として作られている石鹸です。
その歴史は1000年以上と言いますので、はるか昔から現在に渡り、変わることなく多くの人に愛されている石鹸なのです。
アレッポの石鹸の成分は、オリーブオイルとローレルオイル(月桂樹のオイル)です。
アレッポの石鹸は、食用のオイルを絞った後にさらに絞り込んだオリーブオイルとローレルオイルに、石鹸の原料であるアルカリ成分の苛性ソーダと水酸化ナトリウムを加えて釜炊きして作ります。
そして不純物を取り除き、一年以上熟成させます。
とても手が込んでいますね。
防腐剤や酸化防止剤などの保存料、発泡剤や凝固剤、合成界面活性剤などの化学添加剤は一切使用されてない無添加石鹸です。
アレッポの石鹸は、乾燥前はグリーンですが、乾燥していくにつれて段々と茶色に変化するので、外側は茶色で内側はグリーンというような色をしています。
着色料ではないので、アレッポの石鹸の1つ1つで微妙に色は違います。
アレッポの石鹸は3種類
アレッポの石鹸は3種類あります。
その違いは、オリーブオイルとローレルオイルの配合の割合です。
- アレッポの石鹸ライト:オリーブオイル98%ローレルオイル2% 約180g
- アレッポの石鹸ノーマル:オリーブオイル90%ローレルオイル10% 約200g
- アレッポの石鹸EX40(エクストラ):オリーブオイル60%ローレルオイル40% 約200g
EX40が一番ローレルオイルの割合が多くて値段も高いです。
ライトは他の二つに比較するとやや小ぶりな感じ。
ライトの成分はオリーブオイルがほとんどで、一番お手頃です。
オリーブオイルはオレイン酸を豊富に含み、人肌に近いので肌馴染みがよくて、洗浄力と保湿力に優れています。
さっぱりしているのはローレルオイルの方で、体臭を抑える効果もあります。
しっとりした保湿を求めるならば、オリーブオイルの割合が多い方がお勧めになります。
私は、以前はEX40を使っていました。
特に最初に選んだ理由はなく、たまたま最初にそれを使ったからなのですが、ある時、ノーマルに変えてみたけどそんなに違いがないように感じました。
もう○十年も使用していますので、私も若くなくなってしまい、昔はさっぱりしている方が合っていただけで、今はしっとりした方が合ってるのかもしれません。
つまり今はオリーブオイル配合率の高い方が合っているので、変えても違和感ないということなのでしょう。
アレッポの石鹸 ライト 180g×6個
アレッポの石鹸 ノーマル 200g×4個
アレッポの石鹸 EX(エクストラ)40 180g×4個
アレッポの石鹸の使い方とカットの方法
アレッポの石鹸は、頭からつま先まで、とにかくこれ1つで全身に使えます。
単なる「石鹸」と思ったら大間違いで、なんと歯磨き粉という使い方もできるようです。
私はそこまで使い倒していないので、すみません。
台所石鹸という使い方もできるそうですよ。
アレッポの石鹸は1つが大きいので、それを前もってカットしておき、いろんな用途への使い方をしているユーザーも多いです。
私もカットは試みたことがあります。
とにかく硬いんです。
そのままでカットしようとするのは危ないと思いますよ。
アレッポの石鹸の外装をはずし、電子レンジで30秒~1分ほど温めると、表面が少し柔らかくなります。
その状態でパンナイフで少しずつカットするといいようです。
本場では、ピアノ線でカットします。
分割して小さくした方が使いやすいかもしれませんが、溶けやすい石鹸なので、小さくなるとすぐ溶けてなくなってしまいます。
崩れてしまうこともあるので、無理に細かく分割せずに大きいまま使う方が使いごたえはあると思います。
私は浴室で使っていますが、使い慣れているので、これがないとだめという感じではあります。
特に洗顔にお勧めです。
簡単なメイクであれば、クレンジングとしてもこれで十分です。
しっかりしたポイントメイクをしている場合などは、ちょっと無理ですけど。
アレッポの石鹸は、泡の立ち方も少ないです。
ボディソープに慣れていると「あれ?」と物足りない感じだとは思います。
でも、洗い終わって流した時のスッキリ感は素晴らしい。
泡切れもよく、変にぬるぬる残ることもなく、すっきりと洗い流せるのです。
流したあとはさっぱりしているのにしっとりとして、本当に肌ざわりがいいです。
アレッポの石鹸は無添加なので無香料です。
「石鹸の良い香り」を期待している場合は、がっかりするかもしれません。
変な匂いはしませんが、素朴で粘土っぽいというか、慣れるまではあまり面白くないとは思います。
でも慣れてくると、このナチュラルな匂いがもうやみつきになりますよ。
アレッポの石鹸でシャンプー
石鹸シャンプーをされている方も多いように思いますので、そんな方にはアレッポの石鹸を是非お試ししていただきたいです。
石鹸シャンプーは頭皮に優しく、続けていくうちに髪質が改善されると言われますね。
育毛や薄毛対策にもよいとお勧めする美容師さんもいます。
私がアレッポの石鹸を使い始めたきっかけになったのは、使っていた人がお勧めしてくれたからで、その人は全身に使っていました。
シャンプーとしても使っていたようで、とてもいいと勧められました。
ただ石鹸シャンプーは、慣れてないと髪がゴワゴワになってとても洗いにくいです。
私は、髪が長かったせいもあるのでしょうが、洗い上りがパサパサになり全然すっきりとはしませんでした。
そんな時に知ったのがクエン酸リンス。
石鹸はアルカリ性なので、洗い上りにクエン酸で中和するわけです。
そしたら手触りが変化して急にサラっとなります。
クエン酸リンスは、クエン酸でも良いですが、酢やレモン汁などでもOKです。
ただし濃度を濃くしてしまうと、反対に髪にダメージを与えてしまいます。
酸によって髪が溶けてしまい、髪が痩せてしまって色も薄くなってしまうのです。
最低でも20倍には薄めて、リンスする時間も短くして下さい。
栄養を補給するトリートメントなどと違って、要するに石鹸のアルカリを中和するだけですので、洗い終わってさっさと手早くリンスして流すようにしましょう。
ただ先ほども書きましたが、アレッポの石鹸は無香料です。
良い香りにならないので、シャンプーした!という満足感を得ることは難しいかもしれません。
私は、頑張って石鹸シャンプーをやっていた時期がありますが、長くて多い髪がゴワゴワに絡まり、あまりに洗いにくいので挫折してしまいました。
ショートの髪とか、私みたいに髪が多くなければ、挫折しないでいけるかもしれません。
それと、石鹸シャンプーの後は、やはり洗い流さないトリートメントオイルなどを使用して保湿した方がより良いと思います。
まとめ
アレッポの石鹸は、使いこなせたらこれ1つで賄えてとても便利です。
アレッポの石鹸の生産地であるシリアは、戦乱で社会情勢が不安定な中、工場を移転して生産を続けています。
同様のオリーブオイルの石鹸を作っていて、トルコに移転した会社もあるようです。
早く平和を取り戻せるように願いたいですね。
アレッポの石鹸は、本当にお勧めですよ。
是非一度お試しになってみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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