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歪んだストーカー心理への対策 看護師も被害に遭う

看護師
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看護師という職種は、わりとストーカーに遭いやすい職種です。

私も実際にストーカー被害に遭って怖い思いをしたことがあります。

ストーカーの心理に常識は通じないので、対策を考えて用心しておいた方が安全です。

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ストーカー被害は女性だけではない

タレントの菊池桃子さんがストーカー被害に遭い、その犯人が逮捕されました。

 

 

芸能人は表に出る職種で、ファンにもいろんな人が紛れ込んでいますので、ストーカー事件も多いですね。

部屋に侵入されていたり、刃物を持って襲われたりと、もう熱烈なファンはとっくに通り越しています。

 

一般人の場合、ストーカーの犯人が見ず知らずの相手だったということももちろんありますが、元配偶者や恋人であったりするパターンがかなり高率とされています。

そして、ストーカーする比率はその9割が男で、圧倒的に男からのストーカー被害が多いです。

でもストーカーは、実は男女ほぼ同じ割合でいるのだとか。

ストーカーが男の場合は暴力的な被害になりやすく、警察に相談に行くケースは女性被害者の方が多いので、そのデータにも関係していると考えられます。

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看護師がストーカーに狙われる要素

看護師は芸能人のように表に出ませんが、不特定多数の患者さんと接触する職種です。

こちらは「患者さん」と思っていても、相手はどのような感情を持っているかわかりません。

あまり自意識過剰になるのもおかしいですが、看護師はその職業の特性で患者さんとの距離も近くなります。

いつも献身的なお世話をしてくれる、自分に優しくしてくれる人(仕事なのですが)、それが「自分だけに優しくしてくれる」というような思考回路に取り込まれる可能性もあるのです。

白衣を着て凛とした(美しく見える)看護師が、体に触れてくれ、優しく接してくれるわけです。

ストーカーの素質を持った、歪んだ思考回路の人が勝手に妄想を育てていくには、十分かもしれません。

看護師のストーカーになる相手も、統計的には私生活でのパートナーが最も多いでしょうが、患者さんがそうなる危険もあるわけです。

だからと言って患者さんを警戒しすぎて、いちいち過剰反応するのはもちろんだめですけどね。

 

ストーカー被害ではなく、患者さんから本当に恋心を抱かれることもあります。

私の周囲には、見染められて患者さんと結婚して幸せになった看護師もいますよ。

 

ストーカー被害体験

私は、昔、水商売の仕事をしていましたので、少々のことでは動じないところがあります。

男性患者さんの少し度が過ぎた冗談にも、あまり反応することなくあしらう自信はあります。

しかし、その人は想像を越えてしまいました。

ストーカーになってしまったその患者さんは、外来の患者さんでした。

私は当時、外来と救急外来を兼任していました。

その患者さんは独身で、私よりずいぶん年上でしたが、高齢者というわけではありません。

当時、週2回ほど定期的に点滴に通っていて、担当する機会も多かったです。

 

ある日、その人から手紙をもらいました。

達筆で、私への想いが綴られていましたが、いつそんな想いに至ったのかが全くわからない熱烈な手紙で、私は引きました。

話を大きくするのもためらわれましたが、手紙の内容が偏っていることに怖さを感じ、同僚の一人だけにそのことを相談しました。

それ以降、その看護師は私がその人とできるだけ接触しないように配慮してくれました。

 

避けていたわけではないのですが、その人は来院する頻度が高くなり、私を探している様子がエスカレートしていきました。

そして、ある日外線から職場にいる私に電話がかかってきました。

私は、仕事中の電話は困るとはっきり電話口で言いましたが、向こうは私が出勤しているかを確認したかったようでした。

驚いたことに、その後、救急車で搬入されて来ました。

具合が悪かったのではなく、私に会う為に救急車を呼んだのです。

対応に出た私の顏を見てニヤニヤ笑うその人に気づいて、私は凍り付きました。

まさかこんなことまでするなんて。

その人は私に「会いに来たよ」とささやくように言い、医師には「もう治った」と言ってストレッチャーから降りました。

私はその職場にいることが怖くなり、その後すぐにそこを辞めました。

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患者さんからのストーカー被害への対策

患者さんがストーカーに変わったと感じた時、やはりその人との接触はできるだけ持たないようにした方が安全です。

私は大げさにしたくないと思って一人の看護師にだけ相談しましたが、そこの部署でできるだけ情報共有しておいた方がよかったと思います。

少なくとも上司には相談しておくべきです。

もっとエスカレートして、対応に周囲の協力が必要な時、誰にも事情を知られていないのは危険だと思います。

その部署にいる以上、接触を避けることは難しい場合もあるかもしれませんね。

別に悪いことをしたわけではないので、毅然と対応したらすむかもしれませんが、ストーカーは思考回路が歪んでいてまともな説明など通じないと思っていた方がいいです。

「接触しない・できるだけ相手の記憶にインプットされない」これがベストと思います。

そのためには部署異動も手段の1つだと思います。

一時的でもいいので、全然関係ない部署に避難させてもらいましょう。

職場によっては柔軟な対応などできかねるのかもしれませんが、その為の情報共有です。

 

私の知人も、やはりストーカー被害に遭いました。

その相手は同じ職場で別の職種の人でした。

交際していたわけでもなく単なる職場仲間だったので、相手が分かった時にゾッとしたそうです。

その人は、本当に命に関わるような深刻な被害に遭って警察沙汰になりました。

 

もし問題をきちんととらえてももらえない職場なら、不本意ですがやはり退職もありと思います。

私は怖くなってさっさと退職しましたが、その前に相談することをしていれば、辞めなくてもよかったかもしれません。

だけど怖いものはやはり怖かったのです。

ストーカーに関わらない場所、人生、それが何よりなので、あれはあれで良かったです。

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まとめ

看護師は人と接触する仕事ですが、その中にはどんな人がいるかわかりません。

もちろん、患者さんだけではなく、職場関係の人、自分のプライベートな関係者、全てに言えることです。

看護師は、優しくしてもらったと感謝を寄せられたり、思いを寄せられたりすることも多いですが、誤解も生じやすいので注意しておいて下さい。

過剰反応せず、あくまでも冷静に対応することが大事だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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