つま先をどこかにぶつけたりして、足の爪に内出血した経験をされた方はいらっしゃいますか?
私は、サイズの合わないシューズで、足の親指の爪がひどい内出血を起こました。
見るとびっくりするのですが、自然に治るようだと知って、放置してもう4ヶ月。
ネイルどころではなくて本当に気分が落ち込みます。
今回の経験を元に、足の爪に内出血を起こす原因や処置の方法について共有したいと思います。
足の爪の異常な痛みで歩くのが困難に
このような事態になったのは、今年の夏の話でした。
通販で購入した新しいナースシューズを下ろして、3日ほど続けて履きました。
履いた当日から、つま先が窮屈だなー、何となく歩きにくいなという感触はありました。
まぁ、そのうち足に馴染んでくるだろうと軽く考えていたのです。
サイズの数字だけは、私には余裕のある大きさを選んだのですから。
でも、もう3日が限界でした。
痛くて歩けなくて、しまいには踵を脱いで踏んでいましたが、それでもつま先が当たるたびに激痛なんです。
歩くたびに痛みがあるなんてもう仕事どころではありません。
このシューズはダメだと判断しました。
いや、3日間も我慢して遅いって。
*参考記事
内出血で変わり果てた爪にショックを受ける
でも、足の爪にはネイルが塗ってあったので、そんなことになっているなんて気付かなかったんですよね。
でもあまりにも痛くて、いったいどうしたのかとよくよく見てみたら、ネイルの下の爪の根元がおかしい・・・。
左足の親指の爪の根元の色がおかしい・・。
急いで除光液で落としてみたら、なんだ!これは!?
紫色を通り越して、足の爪全体が真っ黒になっているではありませんか。
それを見て、ぎょっとしました。
こんな異常事態になっているとは気づかず、しかも痛みが半端ないのです。
元々、私の足の爪は巻き爪で、時々、陥入爪で痛い思いをすることがあります。
爪の異常を知るまではその痛みかと思っていたのですが、それの強いバージョンとでも言えばいいのでしょうか。
寝ていて布団がかぶさるのも痛い。
いや、何も当たらなくても、じんじんと痛いです。
真っ黒な爪の色を確認したらよけいに不安になりました。
「爪下血腫」であることがわかり放置することに
不安になったのでネットで調べてみました。
「足の爪・変色」「足の爪・真っ黒」「「足の爪・内出血」と調べてみると、これにちゃんとした病名があることがわかりました。
この現象は、「爪下血腫」というものだそうです。
こういう患者さんを見たことがないので、そんなマイナーな病名は全く聞いたことがなかったです。
皮膚科に勤務していると、珍しくないのかもしれません。
外力が加わり続ける、あるいは、物を落したりぶつけたりといった強い外力が一気に加わることで、爪の下で内出血を起こしてしまい、でも血液の逃げ道がないために爪の中に溜まって圧があがり、その圧迫による痛みのようです。
治療は、外科か皮膚科に行けということですが、治療は、爪の圧迫を解消するために、爪に穴を開けて溜まった血液を逃がす、というもののようでした。
たしかに血液抜いて減圧すると解決しそうです。
でも、後が面倒そうだな、感染予防とか注意しないといけないだろうし、と思っていたところ、放置しても自然治癒する可能性もあるということがわかりました。
放置の経過をブログに綴っている人も見つけました。
私はショックを受けた爪下血腫でしたが、スポーツをされる人にはわりとあるようです。
特に、マラソンで長時間走ったり、ボールを蹴ったりするようなスポーツですね。
私も、痛みがなくなれば支障はないと判断しました。
痛みが続くのは辛いし、そうなると別の感染症のリスクとかも考えますので。
で、放置することにしました。
放置して、痛みはまもなく治まったのですが、内出血のすごい色は、4ヶ月経った今もそれほど変わりません。
窮屈なシューズには注意すべし
私は、それほどひどくなかったのですが、巻き爪の傾向があったので、最近は、靴の履き心地には気を遣っていました。
巻き爪は、何故か年齢と共に進行していくようです。
高齢の方の足の爪を見ていると、爪の幅が狭くなって、もうどんどんなくなっているような。
でも、改めて足の爪を見て、こんなに巻き爪だったっけ?と思ったりもしました。
通販で靴を購入するのは難しいとつくづく思います。
靴はサイズだけではありません。
足の爪にトラブルがある人は、ちゃんとフィッティングしてから購入すべきです。
そして、合わないと思った靴を長時間我慢して履き続けることは、くれぐれもやめましょう。
ちなみに、私は内出血を放置して経過観察していますが、新しい爪が古い爪の下に生えてきているのが根元の方でわかります。
つまり、もう内出血に押されて浮いてしまった古い爪は、このまま定着できず、いずれ新しい爪に変わり、はずれる時が来ると思われます。
本当は、こんなふうに放置していると、新しい爪も変形してしまう可能性があるとのことです。
私は、ネイルと言っても自前で適当にやってるだけなので、もし変形してたらその時に考えようと思っていますが、そういうリスクを避けたい場合は、最初に病院で適切な処置を受けた方が良いと思います。
まとめ
足の爪の内出血を放置しても、4ヶ月も経てばもう少しましになっているだろうと、実は楽観視していました。
こんなにいつまでも真っ黒とは思っていなかったので、見るたびにがっかりします。
上からネイルを塗っておけばごまかせそうですが、新しい爪が生えてきて段が付いているし、変なことして治らなかったら嫌なので、やっぱり見えるようにしておきます。
靴はサイズだけで判断しないよう、特に通販はお気を付け下さいね。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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