新型コロナの流行で、マスクは必需品としてその地位をすっかり確立したようです。
マスクに拒絶反応を示し、いまだに不満を言い続けている方もいますが、あなたはいかがですか?
マスクを上手にファッションに取り入れている人もいますよね。
メイクしない時もごまかせて日焼け予防にもなる、私もマスクを結構便利なアイテムと受け入れている一人です。
マスク警察は厳しいのか?
最近はマスク警察という人達がいるようです。
自粛の時には自粛警察と呼ばれる人達がパトロールしていましたね。
大変な時なのにお疲れ様です。
基本的には正義感の強い人なのでしょうけど、かなり過激な人もいるようです。
自粛期間が終了し、今はみんな元の暮らしに戻って自由になった印象です。
でも、第一波が一段落したというだけで、本当は何も解決してないんですよね。
感染者も相変わらず増えてるし、治療薬もワクチンもまだないし。
それに、日本なんて海外に比べたら単なる「自粛」で強制力もなく、自由は奪われてなかったんですよ。
それでも人々は何かを達成したような、乗り越えたような雰囲気になり何となく晴れやかです。
そのゆるみが危険。
そこでマスク警察が登場し、みんながマスク着用しているかをチェックしているというわけです。
街中でたまたまマスクをはずしていたら、そういう人がどこからか飛んできて注意をしてくるようです。
中には変な言いがかりをつけて来る人もいるようなので怖いですね。
マスクは効果があるのかないのか
マスクの効果がどうなのかについては、いろんな科学者の間でも意見が交わされていたので私がいまさら触れることではありません。
真面目な話、本当にウイルスをブロックしたいならN95などの高性能のマスク以外は効果はないと言った方がよいでしょう。
私は看護師なので、職場では昔からサージカルマスク(不織布の使い捨てのマスク)をかけていますが、「これで感染予防バッチリ!」のつもりもありません。
でも唾液や血液などの飛沫が付着するのをガードする、という意味では、マスクありは有効です。
そして、マスクは一度はずしたら捨てるのが常識だったんですよね。
ところが、今回の物品不足の中で、特にマスクは遠い存在になってしまい、そんな常識が通らず妥協せざるを得なくなりました。
とっておいてまたそれを広げて使うなんてありえない。
ポケットに入れておくとかありえない。
ありえないけど、そうやって大事にしなければならなくなりました。
マスクがこんなに必要とされることがあったでしょうか?
世界中が改めてマスクの存在を真剣に意識したと思います。
本当は布マスクも論外でしたが(医療従事者は仕事中に布マスクをかけることはない)、あまりにも入手できないので布製が一気に普及しました。
私もプライベートには布マスク使っていますよ。
品不足でサージカルの使い捨てが叶わないということと、ウイルスはどうせブロックできないけどお互いの飛沫は防ごうという条件なら、清潔に使う前提で布マスクも同じだからです。
そして、布マスクの製造者もあれこれと工夫を凝らすようになり、おしゃれなものが揃ってきました。
こうなると、もはやマスクはファッションです。
ストールや帽子などの小物と同じ。
顏を半分覆ってくれるので、ノーメイクでも怖いものなし。
サングラスやメガネと組み合わせると、日焼け対策ばっちりです。
こだわらずTPOに合わせて使えばよいのでは?
マスクをどんな場合もどんな場所でも絶対に着用しなければならない!と縛られると、精神的にも追い詰められるのではないでしょうか。
人目が気になると言っている人も多いですが、そもそもマスク警察は警察ではないのです。
気温が高いところでは危険も伴うので、うまく着けたり外したりしてマスクの中の空気の入れ替えをした方がいいですよ。
我慢して着けっぱなしだと熱中症になってしまう危険が大です。
人ごみや閉鎖空間は周囲からも着用を望まれると思うので着けてた方がいいですが、周囲に誰もいない場所ではまめにはずしましょう。
看護師は、マスクに慣れていますが、普段慣れてない人がずっと着用しているのはかなり窮屈だろうと思います。
だからと言って、むきになって「みんなでマスクに依存している。自分は言いなりにならない。必要ない。」とノーマスクで人と接触している人もどうなんでしょう?って感じですが。
少なくとも私はそういう人と近距離では話したくない。
だって、自分の主張が大事なだけで人の不安や不愉快とか考えてないし、飛沫を飛ばさないようにしようという思いやりがないですもの。
別にみんながわけもわからずマスク信者になっているわけではないと思うのです。
先日のユニクロのマスク、エアリズムの行列を見ていても、もうマスクはこだわりアイテムの1つとして浸透しているのだとわかります。
好きなブランドや好みに合う物を見つけたり作ったりして楽しんでいる人もいるということです。
感染症が解決しない以上、私達はもう元の暮らしには戻れません。
だったら意固地になって抵抗せずに、新しい常識に柔軟に馴染み楽しめるよう、自分も変化していけばよいのではないでしょうか。
マスクを「させられている」という被害者意識で抵抗している人は、マスクを自主的に着用している人にまではずせと言って、洗脳(?)を解こうとします。
マスクを着けている人を小バカにしたがりますが、それこそ余計なお世話です。
マスク警察もマスク信者も自称マスク被害者も同じようなものです。
マスクは自分の為、他人へのマナーの為。
目的を理解して、どのような着用方法がストレスが少なく周囲にも迷惑にならないか、自分で考えていけばいいと思います。
まとめ
マスクは感染症を完全に防げるものではないですが、飛沫を防ぐという効果がかなり期待できることがわかり、WHOも「感染が広がっている地域の公共の場でのマスク着用を推奨する」と発表しています。
少なくとも、これからの時代、マスクは必需品です。
だからこそ難しく考えず、マスクでおしゃれを楽しんだり、日焼けやメイクの手抜きとして便利にとらえたりして、受け入れていけばいいのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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