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ライブをドタキャンの沢田研二・それでもファンには永遠のジュリー

社会・メディア
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久しぶりに沢田研二さんの若かりし頃の歌や華麗すぎる映像がメディアで流れています。

ジュリー(沢田さん)は現在、70歳記念全国ツアー中で、10月17日にはさいたまスーパーアリーナでライブが行われる予定でしたが、なんとドタキャンしてしまったのですね。

その理由で世間は賛否両論に分かれ、騒動になっていました。

今回はこの件について考察してみたいと思います。

 

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さいたまスーパーアリーナのライブをジュリーがドタキャンした経緯

ジュリーを知らないという世代もきっと多いのではないでしょうか。

先日亡くなられた樹木希林さんが昔、出演していたドラマで、いつも沢田さんのポスターの前で「ジュリ~~~」と体をくねらせるシーンがありましたが、沢田さんは当時誰もが認めるトップアイドルでした。

でも私もタイガース時代のジュリーはわからないので、沢田さんの本当の全盛期を知らない世代なのですよね。

 

そんな沢田研二さんももう70歳ということに驚いたのですが、歌手活動はずっとマイペースで続けていらっしゃるようです。

2018年はその70歳を記念しての全国ツアーを開催されています。

10月17日もさいたまスーパーアリーナでそのライブが予定されていました。

そして、チケットを手にしたジュリーのファンはすでに会場前に集まっていました。

 

ライブは17時開演予定でしたが、その約1時間前、急遽、ライブの中止がファンに告げられます。

会場入り口には、中止理由は契約上の問題が発生した旨ということが手書きされた紙が貼られました。

 

もうすぐ始まるはずだったライブ会場の前で、このドタキャンにファン達は騒然とします。

それぞれがこの日の為に万障繰り合わせて集まったのに、とても納得できないのは当然ですよね。

 

インタビューされていた方が、放心状態ながらも「ジュリーが病気ではないならそれだけでも良かった・・」と答えていたのが印象的でした。

しかし、怒りをあらわに、交通費を返せという人もいたようで、それもごもっともです。

いっそジュリーの健康上の問題ならば誰も文句は言わないでしょうが、そんな緊急の話でもないのにドタキャンするとは、ファンをバカにしているのかと怒りたくもなります。

でもどんなに怒っても、この時すでにジュリーは帰ってしまっていて、ライブが開催されることはなかったのです。

 

沢田研二は翌日にメディアで謝罪

翌日10月18日の夕方、騒動の中で沢田研二さん本人が、自宅近くで会見を開きました。

沢田さんはスーツに蝶ネクタイで表れ、囲み取材でカメラ越しに神妙な面持ちで深々と頭を下げました。(この姿がケンタッキーのカーネルおじさんに似ているとネットで評判になっています)

 

そして、騒動の原因となった、ライブをドタキャンしたその理由を自らの言葉で語りました。

  • ライブの観客数が、イベント会社からは9000人と聞かされていたが、実は7000人ほどであったということ。
  • リハーサルでライブ会場入りしたジュリーが、客席が大幅に黒い幕で覆われ潰されているのを見て、スカスカの状態にショックを受け、観客数のことを始めてイベンターに聞かされたこと。
  • ジュリーは以前から、観客動員できないのであればライブは断って欲しい、という信念を貫いてきたこと。
  • 今回のライブに関しても、最初からそういう姿勢であることをイベンターにも事務所にも伝えていたこと。

そして、

  • さいたまスーパーアリーナを埋められないのは、観客動員できない自分の責任である。
  • その上で観客が埋まらないステージには立てないと言い続けていたのに何故教えてくれなかったか。
  • それでも土下座してでも無理やりそこに立たせて歌わせようとされることに耐えられない。
  • ファンには申し訳ないが、ファンに甘え、意地を通した。

と説明し、最初から最後まで頭を下げ続けました。

 

チャンスを自分で潰してしまったとも言っていましたので、ジュリー自身もこれがどれだけのリスクを背負うことなのかはわかっていたと思います。

 

ドタキャンに厳しい批判・しかしジュリーの理解者も多い

9000人と聞いていたが7000人だった、そんな理由で1時間前になってライブをドタキャンし、せっかく楽しみに集まって来てくれたファンをないがしろにしたということで、ジュリーに対する批判の声は厳しいものでした。

  • 9000人と7000人のどこがそんなに違うのか。
  • 70歳にもなっていまだに7000人も来てくれるだけでありがたいのではないか。
  • 観客がたった1人であってもプロであるならばその1人の為に歌うべきだ。
  • 7000人の中にはもう二度とライブに来られないような人もいるかもしれないのにそれを踏みにじった。
  • 会場を埋められないのは自分のせいなのに周りにこんなに迷惑かけるならもう引退した方がいい。
  • 遠方から交通費や宿泊費まで使って集まってくれるファンに感謝の気持ちはないのか。
  • 歌えるだけでも感謝しろ。

 

そして中には

そんなプライドがあるのならその前に体型を何とかしろ。

という辛辣なご意見も。

 

しかし、長年のファンにとっては、こういうことも全部承知の上なのかもしれません。

こんなジュリーに怒ることなく、受け入れている意見もSNSなどにはたくさんあがっているようでした。

 

  • 今時、これだけのリスクを承知で自分の意地を貫き通せるような勇気のある人はいない。
  • ジュリーは7000人だから嫌という単純なことではなく、当日までごまかされステージに上げようとされたことが許せなかったのだ。
  • ジュリーは歌手として声をちゃんと保っており体型批判するのは方向が違う。
  • ジュリーの魅力はライブを観たことない人にはわからない。

 

そして、芸能界の中でも、今回のジュリーの姿勢に理解を示すコメントを出した人もいました。

一部の番組では、ダイヤモンドユカイさんもジュリーを批判したことになっていましたが、ジュリーには理解を示すコメントを出されていました。

 

ユカイさんは昔からジュリーのファンで、当日、観客として会場前で待っていた1人でした。

中止になったことでショックは受けたようですが、それでも、「自分で何でも決める立ち位置で沢田さんは大変だと思う。これだけ正直に謝罪し正直に語れるのは素敵なこと。子供っぽいかもしれないが、こういう人は少なくて貴重な存在」とコメントし、そして「ロックンロールだ」と表現していました。

また、内田裕也さんもTwitterを更新し、「沢田ガンバレ!Rock ‘n’ Roll」とエールを送っていました。

 

ファンはこんなジュリーだから好きなのではないか

沢田研二さんご本人をよく知っている人、コアなファンにとっては、これはただのわがままドタキャン騒動ではなく、ジュリーのアーティストとしての魅力を表した、1つのエピソードにもなり得るのかもしれません。

 

今回、ずいぶん前から予定をこの日に合わせて会場に行き、ドタキャンにショックを受け、ジュリーに裏切られた気持ちで帰ったファンもいるでしょう。

このライブに行く為の準備に苦労した人もたくさんいると思います。

それを無視してドタキャンするなんて、どうしてくれるんだと怒りに震え、もう二度とジュリーなんて見たくないとファンをやめて離れていく人も確実にいると思います。

 

チケットは今後払い戻しされるようで、代替公演も予定しているようですが、コロコロと都合を変えられたらたまったものではないし、そんなわがままに付き合えないと言う人もいるはず。

 

しかし、この出来事も沢田研二という人そのものとして受け入れ、そんな彼をこれからも愛し続ける、応援し続けるファンも絶対にいるはず。

 

アーティストのファンとはそういうものかなぁと私は思ったりします。

ファンにとっては、万人受けしなくたって思いきりわがままであったって、その人の美学もひっくるめて、彼が彼でいる限り好きなものは好きなのではないかと。

 

ドタキャンのおかげで、ジュリーの映像がバンバン流れて、本人が謝罪でテレビに出演したために喋る姿を久しぶりに見ることができたと、喜んでいる人もいるようでした。

チケット代を払って改めてジュリーを理解する機会になったと納得をしている人も。

 

誰かがワイドショーのコメントで言っていましたが、これは沢田研二とチケットを購入した人との問題であって、怒って文句言える権利があるのはドタキャンされたその人達だけ。

チケットも買ってない関係ない人が沢田研二というアーティストを批判できことではない。

はい、その通りかもしれません。

 

まとめ

ジュリーの声や歌やパフォーマンスは、ファンというほどではないですが私も好きでした。

華麗で美しかったジュリーもすっかり年を取り、外見もずいぶん変わったなーと改めて思ったのですが、今回の騒動で不思議とこの人の魅力を認識した私です。

もちろん私はドタキャンされてせっかくの時間やお金を意味不明に消費したわけではないので、こんなことが言えるのだと思っています。

これでジュリーを大嫌いになって二度とライブにも来てくれない人もいるでしょう。

今後の彼の評価は、これまで支えてくれたファン、あるいはファンだった人達に任せるしかないことです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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