最近はグレイヘアがじわじわとブームを呼び、グレイヘア美人を見かけることが多くなりました。
きっと流行に関係なくいらしたのでしょうが、意識しているからかつい注目してしまいます。
グレイヘア美人はどんなファッションやヘアスタイルが自分を引き立たせるのかもよくご存じだと思います。
今回は、グレイヘア美人のファッションやヘアスタイルについてのお話ですので、宜しければお付き合い下さいね。
グレイヘアはそれまでのファッションへの思い込みを捨てること
大抵の女性は、自分にはどんなファッションが似合っているのか、どんなカラーなら着こなせるのかをよくご存じですよね。
もちろん好みの問題もありますが、いろいろなファッションを試してみた女性でも、やはりこういったファッションは似合わないとか、こっちならしっくりくるとかいうことを長年の経験でわかっているのではないでしょうか。
ただ、アラフィフ世代になると若い時と違い、ファッションに対しては少しばかり保守的になる傾向はあります。
そして、私がそうなのですが、保守的になる理由の中にはサイズの問題もあったりします。
してみたいファッションとできるファッションが違うということもあります。
ともあれ、冒険はないけど何となくしっくり落ち着くファッション、自分らしいファッションというのはあるのではないでしょうか?
しかし、グレイヘアにするのなら、これまでの思い込みは捨てなければなりません。
グレイヘアは、若い時の黒髪やブラウンとは違います。
髪が白っぽくなる分、顏周りが明るくなるのです。
もちろん、グレイヘアになる前も明るいヘアカラーをしていたという方もいるでしょう。
しかし、明るいヘアカラーとグレイヘアは色味が異なります。
また、同じグレイヘアでも、白髪が何%あるのかによっても、イメージが変わります。
これまでの自分のイメージで色選びをすると肌がくすんで汚く見えたり、老けて見えたりしてしまうのです。
特にグレイヘア移行期の濃いグレイは顏色もくすみやすくなります。
白髪率が高くなると、今度はぼやけた色調になるので、ここにぼやけた渋い色を持ってくると、全体的に老けたイメージになってしまいます。
グレイヘアにNGのファッションを知る
グレイヘアは、ナチュラルなイメージがありますが、白髪染めをやめて放置するというということとは違います。
もちろん、白髪染めをせずありのままの自然な白髪にすることに変わりないですが、手をかけずそのまま放置するだけでは美しいグレイヘアは望めません。
美しいグレイヘアは、白髪染めの手間と同じくらいにお手入れが必要なのです。
ただ、白髪染めで髪や地肌を傷めてしまうことはなくなりますよね。
グレイヘアにするメリットはそこなのです。
*参考記事
白髪染めをやめてグレイヘアに移行する時の美しい作り方はある?
でもありのままの白髪だけだと、やはり老けてしまうのも事実です。
そこにシルエットがラフでカジュアルなファッションを持ってきてしまうと、「手抜きしたオバサン」の印象が強くなってしまいます。
全てがありのまま、リラックスしすぎて、だらしなく見えてしまいます。
また、グレイヘアは艶がなくパサパサした質感に見えてしまうものです。
そこにやはり質感が荒くてくすんだ風合いの光沢のない生地を合わせると、パサパサ感を強調してしまいます。
グレイヘア美人のためにヘアスタイルやメイクは重要
グレイヘアになって来ると似合う色が変わってくるのですが、それはメイクにも当てはまります。
髪の色が明るくなるので、ベースカラーのトーンが明るすぎると、顏が白く浮いて見えすぎてしまうかもしれません。
また、ダークなグレイヘアでは、肌色のくすみを緩和することがポイントになります。
グレイヘアではなくても、年齢とともに似合わなくなるメイクもありますよね。
このメイクが私を一番美しく見せてくれると信じているメイクは、若い頃には似合っていたかもしれません。
特にアイメイクやリップなどのポイントメイクにありがちな失敗で、若い人と同じようにしたら何故かやつれて見えるということはないでしょうか?
私は、あまり色味のない口紅が好みだったのですが、今これをやるとナチュラルどころか体の具合が悪い人のように見えてしまいます。
そして、アイメイクはブラウン系が好きですが、ヘタするとクマのように見えてしまいます。
ベースの顔色がくすんでしまうと、そんな発色になってしまうわけですね。
それでも、自分が信じていたメイクのカラーや方法を変えるのも意外と勇気がいりますよね。
だけどグレイヘアにするなら、思い切ったイメージチェンジが必要です。
グレイヘアになると嬉しいことに、明るくてくすみのない、パステル調の柔らかいキレイなカラーを使ったメイクも似合うようになります。
思いきってキレイな色を使い、目元を明るく見せてみるとよいのではないでしょうか?
反対にぼやかしてしまったらいけないのは、眉と唇です。
このあたりは、年齢と共に輪郭がぼやけてくるところです。
眉は濃すぎない程度に書き足し、唇も輪郭を作ってから色を入れた方がきれいです。
グレイヘアは、たとえナチュラルメイクにしても、顔色を良く見せる、お肌の質感を良く見せるということが必要です。
私が出会った和服のグレイヘア美人
最近、あるイベントに遊びに行き、そこの会場で行われていた茶道のお茶会に参加してみたら、そこにはグレイヘア美人の方が何人かいらっしゃいました。
ちなみに私は茶道の心得はなく、知人にお誘いを受けて参加したのですが、お茶会では和服のグレイヘア美人の方に丁寧に迎えていただきました。
私のような参加者を対象にしたカジュアルなお茶会でしたが、関係者の方はみなさん、秋を感じさせる素敵な着物をお召しになり、凛として本当に素敵でした。
グレイヘアで着物というと老けて見えるようにも思いますが、モダンな印象だったのはやはりヘアスタイルでしょう。
グレイヘアのヘアスタイルで、ロングヘアの人ってそう言えば見ないですよね。
グレイヘアのロングスタイルは、辞めておいた方が良いように感じます。
もちろん、ゴージャスなロングのグレイヘアスタイルの女優さんもいますが、それを普段から保つのも、そして素敵に見せるのも、一般的には難しいと思います。
ボブスタイルまでの方がおしゃれで、似合うファッションも見つけやすいのではないでしょうか。
その日の和装のグレイヘア美人の方達も、ショートかボブスタイルでした。
和服にショートかボブのヘアスタイルで、きちんとメイクして明るい色の口紅を差し、茶道を身に付けられているので、背筋がピンと伸び所作がとても美しいのです。
その方々を見て、グレイヘアで年齢を重ねるのは良いなぁと思いました。
グレイヘア美人を目指すためのポイント
グレイヘア美人の条件は、やはり髪質を美しく保つ手入れを怠らないこと、ファッションやメイクをおろそかにしないことだと思います。
*参考記事
そして、髪色が明るくなるにつれ、身に付けるものの色も明るくきれいな色調や鮮やかな色彩のものを取り入れていくと良さそうです。
光沢のある素材の方が肌の艶を引き立たせてくれますが、ナチュラルな素材やファッションを好まれる方もいると思います。
そういう場合は、全てをナチュラルカラーで統一するとぼやけるので、ポイントになる明るいカラーを必ずどこかに取り入れることを意識すると良いと思います。
そしてカジュアルの中にも品の良いアクセサリーなど、エレガントな要素を足すと良いのではないでしょうか。
まとめ
グレイヘア美人になろうと思ったら、白髪染めを繰り返すよりもマメな手入れや気遣いが必要かもしれません。
グレイヘアは、それだけでやはり老けて見えるのも事実です。
それをいかに素敵におしゃれに見せるかは、染めていた時以上に、ファッションやメイクに対する関心や努力が必要ではないでしょうか。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
コメント