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線香をあげる意味を調べていて匂いで思い出した怖い話

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皆さんは線香をあげる習慣はありますか?

そして線香をあげる意味ってご存知ですか?

私は毎日、線香をあげる習慣があるのですが、実は最近までその意味を考えたことがありませんでした。

今回は、線香をあげる意味と、ついでに線香の匂いにまつわる怖い体験も書いてみますね。

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線香のあげ方は宗派で違いがある

毎朝、線香をあげて仏壇に手を合わせている人も多いことと思います。

でも近年は仏壇がない家というのも増えてきました。

今は、家族全員が一つ屋根の下に暮らしている時代ではなくなりました。

仏壇はなくても写真を飾ったりお花を飾ったりして、故人を供養する場所を作っているお宅もきっとあるでしょう。

そういった現代の暮らしに合わせ、線香も多種多様になっています。

 

本物の火ではなく、電気が点くタイプの線香やろうそくもあります。

線香をあげる時は、電気のスイッチを入れるのです。

火の管理の必要がないのは安全で良いですよね。

 

線香を立てる香炉も、線香を寝かせるタイプがあります。

実は細かいことを言うと、正確には、線香を立てるか寝かせるかは宗派によっても違います。

本来、線香の数やあげ方までが違うのです。

 

  • 浄土真宗:線香1本を折って寝かせる
  • 真言宗:線香3本を立てる
  • 曹洞宗:1本を立てる

「へぇー!」ですよね。

 

こんな型にこだわらないのなら、コンパクトでお部屋のかわいいインテリアにもなる香炉などが売られています。

そしてそれに合わせたミニ線香もあります。

線香というより、アロマを楽しむようなイメージですよね。

 

線香をあげる意味は諸説あり

仏様にお参りする時に線香をあげる、というのは、誰もがいつの間にか当たり前に身につけていますよね。

線香の匂いも種類は様々、私はなんとなく心が落ち着くので線香の匂いが好きです。

この線香の匂い、亡くなった方のための食べ物という意味があるのだそうです。

え?線香って食べ物なの?

お供え物が食べ物じゃないの?

と思った人はいると思いますが、私もそう思ったひとりです。

もちろんお供え物はお供え物でOKだそうですよ。

ただ、毎日欠かさない線香は日常的な食べ物という位置づけだそうです。

 

線香をあげる意味はほかにもあります。

線香をあげる人の俗世にまみれた心身をその匂いによって清めるという意味があるそうです。

線香の匂いをまとうことで、線香をあげる人自身が清められるという意味です。

こちらはなんかすんなりと納得できる気がしますね。

 

そして、線香の匂いがあの世とこの世を繋ぐのだそうです。

線香をあげる時は、自然と亡くなった方に思いを馳せるものですので、これもうなずけます。

線香をあげる人の思いと今は亡き人の魂を線香が繋ぐ意味があると言われたら、なんかしっくり来ませんか?

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線香の値段はピンからキリまで

線香のお値段は、本当にピンキリです。

線香は100均でも売っていますので、安く手に入れることはもちろん可能です。

一方、何万円という、びっくりする値段の線香もあります。

以前、線香を仏壇屋さんに買いに行った時、値段の違いは何なのか?と尋ねてみました。

それは香料の違いという明快な答でした。

高価な線香は、希少で高級な天然の香木を使っています。

そしてお値段が安いものは、人工的な香料で作られています。

香水と同じなんですね。

 

【最高級品の”伽羅富嶽”塗箱入り】

伽羅(きゃら)を使った現代的な香り

↑こちらの線香の匂い、一度でいいので嗅いでみたいです。

 

【伽羅「永寿」貴重な香木伽羅の香り】

高貴な香木伽羅の幽玄な香り

↑同じ伽羅の香りでも、こちらは手が届きやすいお値段です。

 

線香の匂いで思い出した夜勤の怖い話

線香の匂いで思い出すことがあります。

看護師の夜勤ではよくある話かもしれません。

 

その日、病棟の深夜勤をしていました。

相棒の夜勤者と一緒にオムツ交換等をしながら病棟内を巡回していました。

準夜勤からの引き継ぎを受けて深夜勤が始まったばかりの時間帯だから、夜中の1時くらいだったでしょうか。

ある患者さんのベッドサイドに立った時に、はっきりと線香の匂いを感じました。

寝たきりで反応のないその高齢の患者さんは、良い状態ではないけれど特に悪い状態でもありませんでした。

もちろんどの患者さんもいつどうなるかわからないですが、その日に私達がマークしているレベルにはなかったのです。

この意味は同業者だったらきっとわかると思います。

 

その線香の匂いの件は、言葉にすると何となく不吉な気もしたのでその時は相棒に何も言いませんでした。

線香などどこにもなく、私の気のせいだったと思うことにしました。

 

その患者さんは明け方に眠るように静かに亡くなりました。

全ての処理が終わり夜勤が終わってから、相棒に線香の匂いの話をしました。

「実はね、今だから言うけどね・・・」

すると彼女はとても驚いて「私もあの時、線香の匂いを感じていた」と言うではないですか。

彼女も私と同様に、それを口にすると何だか縁起の悪い夜勤になる気がして、黙っていたのだと言いました。

私達は、その患者さんのベッドサイドで一緒に線香の匂いを感じ、お互いに言葉にはせずに夜勤をし、その患者さんを看取ったのです。

病院勤務していると、結構こんな出来事に遭遇します。

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まとめ

線香をあげるという行為には、ちゃんと意味がこめられています。

その意味を意識しながら線香をあげるようにすると、より心が穏やかになれるかもしれませんよ。

私が夜勤で経験した話も、線香の匂いがあの世とこの世を繋ぐという意味を表しているのかもしれないです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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