自分の人生は失敗だった、やり直しをしたいと思っている人はいますか?
ほとんどの人が何かしらの「失敗」を抱え、生きているのではないでしょうか。
でも、そもそも人は、失敗しないで生きていくことなんてできるでしょうか?
私も自分の人生に失敗だったと思うことはたくさんあります。
もしもあなたが今、人生をやり直したいという気持ちに襲われているなら、少しだけお付き合い下さいね。
私の人生はなぜ失敗したの?
あなたの人生の失敗の理由は何なのでしょう?
もちろん、「失敗したー」と後で笑えるようなこともあれば、後悔が深刻なものもありますよね。
私のことを例にするなら、私の失敗は若い時の結婚でDVに遭い離婚したこと。
*参考記事
依存症男と結婚し、酷い目に遭って何とか離婚したけど借金背負わされ、まだ青春真っ只中にいる同級生達を横目に私はどん底でした。
何故、私は失敗したのか?
私の家庭環境は複雑で、親からは高校生の頃から出ていけと当たられ続け、居場所もなく、自分でもそこから出たかったです。
でも結婚など考えていませんでした。
そんな時にたまたま元夫と付き合い、家から出られるならば私も都合が良かったのでしょう。
そして、私を甘やかしてくれるその男に依存した私は、結婚後、それまで見たこともない一面を見せつけられるのでした。
そんな人と結婚したのも遡れば家庭環境のせい、あの家に生まれたことが私の人生の失敗の始まりだった、そんなふうに考え始めるときりがありません。
でも、受けたダメージは大きく、この先をどんなふうに生きて行けばよいのか、当時の私にはわかりませんでした。
望む人生ってどんな人生?
では私の望む人生はどんなものだったのでしょうか?
どうなっていれば人生が失敗だと思わずに済んだのでしょう?
もし私が無難に結婚生活を送れていたら、それは私の満足な人生だったのでしょうか?
望む人生=失敗のない人生ならば、きっとそれも私の望んだものではなかったと思ったに違いありません。
人生にタラレバはないですが、もし元夫がDV男でなく、結婚生活が破たんしなかったら、失敗ではなかったかと言えば違うような気がします。
人生は自分が望むものの引き寄せで成り立つ
私は、結局自分で自分の人生を選んだのです。
望んでなかったと言っていても、その時は紛れもなく自分が望んだから選んだはずです。
選択肢がそれしかなかった?
それしかないと思い込んで選択肢を自分で決めたのです。
失敗のレベルは、人によって違います。
どんなに大きな失敗のように見えても、その人は失敗とは思ってないかもしれない。
一方で、どんなに順調に見えても、その人が満たされていない以上、失敗なのかもしれません。
それを決めるのは自分自身、基準は自分以外にありません。
誰もがこの世の中を自分基準で見ています。
この世で見えている景色は、自分の投影です。
自分が見たいものを作り出し、自分の視界の中で自分が選び、全て引き寄せているのです。
例えば私に見えているものはあなたには見えないかもしれないし、私が選ぶものはあなたの選択肢にないかもしれない。
自分の人生は自分が望んだとおりになるのです。
やり直したとしても失敗は必ずある
失敗なのかそうでないのかは、経験しなければわからない結果です。
経験してないことについては何の評価も持ちようがないからです。
経験したからこそ、失敗という基準を持つことができる。
「失敗を知った今の記憶でもう一度人生をやり直したい。」
私は、そんなふうによく思っていました。
あり得ないことですが、もしそれが叶ったとしたら、失敗したことはもう選択しないですむかもしれません。
でも、経験してないことは、どんな結果になるのかわかりません。
だから、今度は、違う失敗があるかもしれないのです。
何も失敗せずに生きることはできない
私は、大きな苦労や失敗をしないままで人生を終えられるのなら、それに越したことはないと思っています。
その人に不要な苦労や失敗をわざわざ買ってまでしなくてよいです。
でも、結局、何を苦労や失敗と感じるのかは、本人の感性です。
人生は、経験で成り立っていきますが、未経験だからこそ失敗のリスクもあるのです。
失敗しない=経験しない、それで人生を終えることはできないのではないでしょうか。
人生とは失敗も込みの経験
つまり、その人の人生はその失敗も含まれた経験で作られると考えてはどうでしょう?
そして、何を失敗とするのかは当事者にしかわかりません。
傍から見ての評価は、見ている人の価値感に過ぎません。
例えば、同じ評価をする人が大勢いても、1人1人が見ている景色は違っていて、それが価値観です。
人生の捉え方は当事者の価値観です。
そして、その捉え方も含めた全てがその人の人生を形作っているのです。
私は、失敗したから人生やり直したいといつも思っていましたが、一方で、その人生でなければ知り合わなかった人や、見ることができた景色がありました。
今の私は、快適に暮らせる住まいがあり、心が穏やかな日々が続くことを何よりも幸せと思います。
過去の私は、居場所がなく、希望もなく、ただ自分が不幸でしかなく、自分を肯定できず、そんな自分が生きているのも申し訳ない気がしていました。
私は幸せになれないと思っていました。
でも、幸せは空から降って来たりしません。
幸せは、待っていたらどこからともなく来るのではなく、自分で自分を幸せにするのだと思います。
そのためには、失敗込みの経験を全て自分の人生と認めるしかないのです。
そして、今、自分の内部にある幸せを見つけることだと思います。
まとめ
自分の人生は失敗だからやり直したいと思っても、過去に戻ってやり直すことはできません。
それならそう思ったところから新たに、未来の自分が失敗だったと思わなくてもすむように生きるしかないのです。
幸せかどうかは、自分がどう受け止めるかによると思います。
綺麗事を言うつもりはないですが、足るを知ることは、自分が幸せでいられるコツだと思います。
限られた人生の時間なのです。
不幸ばかりを感じて生きるより、幸せに生きる方が楽です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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