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もしかして精神病?と思った時・精神科?心療内科?違いは何?

 
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先日、SNSで、精神科と心療内科のどちらに行くべきかで意見交換しているコメントを見かけ、そもそも、その2つの違いは何かがよくわからないと思っている人は多いのだなと感じました。

今はメンタルクリニックというような表記も増え、違いは何か、どこを受診すべきか、あるいはさせるべきか、ますます迷いますよね。

そこで、精神科と心療内科の違いとよくある症状について、整理してみたいと思います。

 

心療内科・精神科の診療対象の違いはそれほど明確ではない

病院とかクリニックは、その医師が専門とする診療科を標榜することができます。

精神科は、その字の通りに「精神科」の病気を扱う診療科です。

では、心療内科は?

心療内科も心の病気を対象にしているのですが、心の問題が原因で身体に不調があるけど身体的な治療だけでは改善しない、などの身体的な病気をメインに扱う診療科です。

つまり、心療内科の基本は内科なのです。

そして、それと合わせて、心の病気も一緒に診ていく必要がある状態に対しての専門科になります。

 

そうは言っても、わかりにくいし、判断つかないことも多いですよね。

精神科か心療内科か、どちらに行くべきか、どんな違いがあるのか、というSNSでのやりとりは、うつ状態という症状からの話でした。

 

その場合、結論から言うと、どちらでも行きやすい方で良いと思います。

心療内科は、外来通院できるレベルのうつ状態は対応しますし、症状によっては対応してくれる内科医もいます。

それで良いのか?と思うこともありますが、その医師から必要な医療に繋がることができるなら、窓口はそこでいいし、そこまで必要としないなら、そのままでもいいのかもしれません。

また、心療内科と精神科という診療科をまとめて診る医師もいます。

 

こんなことを言っては専門性も何も意味がなくなってしまいますが、よほどそこの診療科とかけはなれた病気の可能性がない限り、また、そこが診療科の専門性が基本の高度医療機関などではない限り、それほどきっちりと区別されることはなく、包括的に対応する医師も多いと思います。

ただし、症状が重くて複雑な処方が必要とか、日常生活もうまく送れなくなっていて入院が必要な病状などについては、心療内科や入院設備のないクリニックではやはり対応困難でしょう。

 

こんな症状は精神病?精神科それとも心療内科?

その症状が精神科の病気から来ているのか、それともストレスなどが原因による身体的不調なのか、はっきりと分けられないと思います。

それで、よくありがちな代表的な症状を挙げ、どのような状態なのか考えてみましょう。

 

不眠・頭痛・吐き気や下痢などの身体の不調

頭痛や吐き気、下痢というのは、内科的な病気でよくある症状ですね。

どの症状もそうなのですが、まずは身体的に原因がないのか調べるのが第一です。

その上で、身体に異常があることが認められない、ということであれば、日常的なストレスによるものも考えられますし、仮面うつ病の症状かもしれません。

 

仮面うつ病は、うつ病とは少し違い、特有の気分の沈み込みはそれほど明らかではなく、代わりに身体的な症状があらわれることが多いのです。

症状は幅広く、他にも肩こりやめまい、動悸なども同様です。

原因がないのに体に出て来る様々な症状は不定愁訴と呼ばれるのですが、心療内科の対象になります。

受診は、心療内科でも精神科でも対応に違いはないと思います。

 

常に不安や焦りが消えない

不安や焦燥感(焦り)のような症状は、上記の動悸やめまいなどの身体的な症状と連動することが多いと思います。

このような症状で眠れない、考え事をしたくないのにやめられず、その結果不安や焦燥感があらわれる、など、いろいろだと思います。

漠然とした不安や焦燥感もまた、多くの精神疾患の症状としてあらわれるものです。

うつ病の時にもこのような症状があらわれます。

 

ただ、診断名よりも、本人にとってはあらゆる場面でその症状が付きまとうのが辛いと思います。

抗不安薬などの軽い薬で改善できることもあれば、睡眠をしっかりとることで安定することもあるので、そのような処方があるかもしれません。

受診は、心療内科でも精神科でも大きな違いはないと思います。

 

気持ちの落ち込みや悲しみがコントロールできない

気持ちの落ち込みや悲しみは、決して異常な精神状態と違い、誰にでもある正常な感情です。

大事な人との別れや大病など、人生の中で落ち込みや悲しみが続いて何もできない時ってありますので、すぐに病気と結びつける必要はないと思います。

 

でも、それが長く続いて何も手に着かない、生きていく自信もない、自分の身なりも整えられない、寝てばかりで動けないなど、症状がひどいと日常生活にも支障をきたします。

自分で病院に行った方が良いと考えて受診するのであれば、精神科でも心療内科でも、自分が受診しやすい方でいいと思います。

 

でも、家族がそのような状態にあって連れて行くのであれば、入院設備もある病院の方が良いかもしれません。

死のうとするなど、自殺企図の恐れがある場合は、閉鎖病棟でしか対応できないと思いますので、そういう場合は病棟を持っている精神科病院の方が都合よいと思います。

 

悪口を言われている・人の目が気になる・人が怖い

いわゆる被害妄想とか幻聴とかの症状が原因になっている可能性があります。

または、そうではなくて、現実に起こっている辛い出来事があり、それに長期にさらされていることで、一時的にこのような恐怖感を持つようになったのかもしれません。

どちらにしても、今後、経過を追っていく必要のある症状です。

 

このような訴えで本人から医療機関を受診するというのは、あまりないかもしれません。

何よりも、本人にとっては現実で起こっている苦しい事実であるからです。

なので、二次的に引きこもりとなり、家族によって医療機関を受診させられるというパターンの方が多いかもしれません。

 

薬の調整が必要になるかもしれず、入院の必要があるかもしれませんので、病棟を持っている精神科の病院の方が良いと思います。

 

食べすぎる・食欲がない・食べられない

これらは、身体的な原因がない場合は、全て摂食障害と呼ばれるものです。

摂食障害は、一見それほど異常な症状に見えないこともあります。

過食は健康的に見えることもあるでしょうし、拒食もよくあるダイエットにしか見えないかもしれません。

 

しかし、どちらも正常範囲と違い、限度を越えて、健康を脅かすような状態になります。

また、拒食と過食が周期的に起こることも多々あります。

 

拒食は命に関わります。

骸骨のように痩せてあばら骨が浮き出ていて、明らかに栄養失調の体でも、鏡に映して、自分ではそれでもまだ太っていると思うのです。

そのような認識は、自分自身を肯定できない、自己イメージに対する認知の歪みから起こっています。

そして、本当は体力もなく、動くだけでも大変なはずなのに、「栄養は足りている。だから食べる必要はない。自分は元気だ」とアピールし活動的に動きます。

 

摂食障害は、極端な場合、命が危険なので入院治療が必要になります。

入院設備のある精神科病院で、もし本人が若いのであれば、思春期病棟などを持っている病院の方がそのようなケースへの対応に慣れていると思います。

 

引きこもっていて外に出られない

引きこもりの原因は様々です。

思春期にいじめなどのきっかけになる出来事があり、不登校から自分自身に焦りや罪悪感を持つようになり、そのような状態になってしまうこともあります。

また、同じ引きこもりと言っても、自分の好きなものを買いに行くとか好きなことはできるというタイプもあれば、常にカーテンを閉め切って、自室から全く出ることもできないというタイプもあります。

静観しながら根気よく関わり、環境が変わるとか時間が経てば解決する引きこもりも、もちろんありますが、これが精神病の始まりであることもあるので要注意です。

 

幻聴や被害妄想があり、外界の刺激に恐怖を覚え、それから逃れるように引きこもっている場合もあるのです。

本人には周囲の全てが恐怖であり、カーテンを閉め切るだけでなく、窓やドアに目張りをするなど過剰に防御する行動が見られることもあります。

 

このような状態は、家族が医療機関に連れて行くことも一苦労だと思います。

しかし、精神疾患が根底にある場合は、治療を開始しなければ改善はなく、逆に進行する可能性もあります。

本人を連れ出せなくても、まずは、家族だけで病院に相談に行き、相談窓口を作っておくのも良いと思います。

その場合、入院病棟を持つ精神科病院が確実と思います。

 

精神病も身体の症状から始まることが多い

精神疾患は、精神的な症状というより身体的な症状の訴えがあることも多いです。

たとえば幻聴が聞こえるなど、明らかに異常な症状を訴えればわかりやすいかもしれませんが、そもそも、それを幻聴というような認識は本人にはなく、聞こえてくる声や音は、本人にとっては現実に起こっている事実なのです。

不安や恐怖感も、喉の違和感とか腹痛とかいった身体的症状としてあらわれることも多いです。

また、精神疾患は共通して「不眠」という症状が圧倒的に多いです。

 

精神科という名称に拒絶反応を持ちやすい

いざ病院に行こうと決心しても「精神科」という標榜に抵抗を持つ人も多くいます。

特に精神科病院は敷地もだだっ広く、一般病院と違い、不便な場所にあることも多く、外来などの雰囲気も独特かもしれません。

そこに入って行くことが難しい人もいるかと思います。

そこに入ってしまうと自分は終わりだと、大げさのようですがそう感じる人もいます。

 

それでも、最近は、精神科という診療科は昔に比べ、身近なものになってきた方なのでしょう。

うつ病などの精神疾患は特別ではなく、誰でもがなる可能性のある病気という認識が広がってきたからです。

だけど抵抗があるというような人は、心療内科とかメンタルクリニックというような、一般診療科に近い雰囲気のあるところで受診のきっかけを作るのが良いと思います。

 

まとめ

最近は、精神科も一般科のように、明るいイメージを演出して工夫している病院が多いのではないかと思います。

特殊な診療科というイメージを持ちやすいですが、そんなことはなく、普段のメンタルヘルスに上手に利用すればよいのです。

心療内科も精神科もそういった意味では大きな違いはないと思います。

ただ、重症になると対応が違います。

そこだけ区別して使い分けると良いのではないかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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