もう看護師の仕事なんて嫌い!どうしてこんな仕事を選んだのだろう?
看護師の仕事が嫌で、我慢できなくなるのはあなたに限ったことではないですよ。
そんな気持ちになると嫌いな材料ばかりを数えてしまい、そして退職の決心もつくもの。
それなのに、すっきりしたかと思いきや、後悔している人もきっといるでしょう。
今回はそんなあなたに向けて書いています。
看護師の仕事が嫌いになる時はこんな時
看護学生の頃、実習先で見る凛とした看護師の姿、「私もあのようになりたい」と憧れる気持ちはありませんでしたか?
私は、看護師になりたくて資格取得をしたわけではありません。
そのあたりの経緯についてはこちらの記事を参考にして下さい。
*参考記事
それでも、看護学校では専門の教育を受け、そのような志を持った仲間達と共に過ごしていくうちに、看護師としての心構えのようなものが自然と芽生えて来ます。
感動的な戴帽式を終え、臨床に旅立った時の感動・・・。
毎日、寝不足でレポートを仕上げ、立ったままでも眠れそうだった実習。
そんな時もあった、と今は遠い目で懐かしんでいます。
看護学校は本当に厳しい所で、勉強することも多いし、課題も多いです。
そんな苦労を乗り越えて、晴れて国試に合格し看護師になったわけですよ。
それなのに、看護師になってみたら、描く理想と大きくかけ離れていた。
そんなギャップを感じることはなかったでしょうか?
- 抱える、運ぶ、持ち上げる・・・結局、看護師は肉体労働者に過ぎない。
- 患者さんからはクレーム付けられ、医師はまともに取り合ってくれない、理不尽すぎる。
- 排泄物や血液など常に汚いことばかりで感染症も怖い。
- 忙しすぎるからかギスギスしている人ばかり、看護師は意地が悪いし人間関係は最悪。
- 夜勤に追われ、世間と同じように休日なんて取れないしイベントにも参加できない。
- 病気しても人員がギリギリなのでまともに休めないし休めば白い目で見られる
- 定時で帰るなんて夢。とにかく仕事がきつすぎるのに給料が見合ってない。
- 上司が機能していなくて話にならない。
こんな不満はなかったですか?
夢を持って看護師になったはずなのに、疲れ果てて、もうこんな仕事は嫌い、もう嫌だという気持ちに追い詰められる看護師、多いと思います。
退職が正解だったか?後悔するのか?それは結果論
仕事に慣れるまではとにかく必死で、残業が多かろうが朝が早かろうが頑張ります。
そして、段々と仕事に慣れてきて、一通りのことができるようになった時、そのまま働き続ける人と、この環境から一旦離れたくなる人に分かれてくるのではないかと思います。
続けていける人は、結婚しても妊娠しても、産休や育休を取ってそこに戻ってくることに疑問も迷いもないことが多いようです。
一方、そんな人生の転機になるような出来事があったわけではなくても、このあたりで一旦ここから離れたいと思う人は思います。
そして、退職や転職という行動に移すわけですね。
*参考記事
もちろん、退職も一大決心がいるかもしれません。
せっかく慣れた職場の慣れた仕事、慣れたスタッフ。
もっとも、その慣れた環境の中に退職以外に解決しようがない要素がある場合は、一刻も早く退職したいという気持ちしかないかもです。
看護師はどこもそれほど余裕ある人員ではないので、退職するのも一苦労ということも多いです。
*参考記事
だから、ようやく退職した時は、一時期、解放感に包まれます。
少し寂しさもあるけど、もう気持ちはこれからのことに向いています。
そして、就活をしていた人は新しい職場へ。
これからの人は、就活が始まります。
そんな時に、ふと考えるのですよ。
もしかして早まった?これで良かったの?
本当はもったいなかったんじゃないの?
もっと別な方法があったんじゃなかった?
そうなんですよね。
じわじわと後悔の気持ちが出て来るのはここから先。
新しい職場に行ってみたら、想像と違っていた。
就活を始めたけど、あまりよい条件のところがない。
退職してしまったあの職場、本当は悪い職場ではなかったのかもしれない。
気づかなかったけど、実は恵まれていたかもしれない。
退職したことを後悔したくない、したくないけど後悔の気持ちがちらほらと出て来ることも。
私も、こんな後悔を過去に経験したことがあります。
今だから後悔する・だけどあのまま続けることはできた?
退職したことに対する後悔は、当然ですが退職した後にしかわからないこと。
もちろん、できるだけ後悔はしたくないです。
だからこそいろいろ考えたはずです。
そして決心して、手続きをあれこれと踏んで退職したのです。
あの時、後悔するかもしれないということも、少しは頭をかすめたのではないでしょうか?
あるいは、そんなことを考えられないほど切羽詰まって退職したかもしれません。
だから、後悔するかもしれないからと言っても、あの時のあなたには、そのまま続けていくことはもうできなかったのです。
今だからわかることもあるのです。
今だから、もしかしたらあの職場はそれほどひどくなかったのかもと思えるのです。
後悔するのは退職した今だからこそ。
もしも退職しなかったら、あの時の納得できない気持ちで日々を過ごしていたでしょう。
いいえ、もう少し頑張れたはず、と思うかもしれません。
それは、退職したからこそ視点も変わったのですよね?
職場によっては出戻りもOK・看護師業界には意外と多い
後悔しても、退職してしまったのだからもう後に戻れないのですが、実は後に戻れるかもしれないという話です。
あなたがいた職場がどのような職場なのかにもよりますが、看護師の業界には出戻りというのもわりと多い話です。
一般の企業ではあり得ないですよね。
看護師も官公立の病院などではあり得ない話です。
だけど、民間の医療機関などでは、一旦退職した人が再び雇用されることもなきにしもあらず。
もちろんそんなことが求人情報に書いているわけではありません。
しかし、それまできちんと働き、きちんと正規の手続きをして穏便に退職していれば、直接、看護部長などに相談してみるといいかもしれません。
退職するまでの直属の上司でもかまいませんし、他に内部の相談できる人がいればその人でも。
まぁ退職したばかりですぐにというのは受け入れかねると思いますが、少しだけ外の世界で頑張ってみて、それから出戻るというのもありだと思いますよ。
パートで戻り、それから再び職員へというのもいいかもしれません。
相談可能なのは、そこの病院の規模や採用方法などによってだいぶん違うと思いますが、そういうところもあるということです。
まとめ
退職する時は、そこの悪い所ばかりが目に付くのですが、冷静に考えてみることです。
全てに不満のない、夢のような職場はそうそうあるものではありません。
自分が妥協して働き続けることもシュミレーションしてみましょう。
それでもやはりここは退職という結論が出たなら、いろいろ後悔するかもしれないがそれも一時的なことと割り切って、次に進みましょう。
ずっと立ち止まるようなことにはなりません。
次の道がきっと見つけられますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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