アラフィフジプシーナースのブログ

看護師も心を病む うつ病は他人事じゃない 私の症状はこうでした 

2018/11/26
 
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こんにちは。ゆきのです。

最近、うつ病の患者さんが増えたと言われています。

それは、症状がある人が精神科や心療内科を気軽に訪れやすくなったため、うつ病の診断がつく患者さんが増えた、という側面もあります。

でも、自分には関係ないとも思っている人も多いのでは?

心身が健康ならばそれがどんなものなのかを想像することも難しいと思います。

ということで、今日はうつ病の話題ですので、興味があればお付き合い下さい(^-^)

 

看護師がうつ病リスクが高いことはもう語りつくされています

うつ病は「心」と表現するけど、正確には「脳」のエネルギーが不足して起こる病気です。

もっと正確には、脳内の神経伝達物質「セロトニン」「ノルアドレナリン」の量が極端に減ってしまい、情報の伝達不足が起こるということがうつ病の病態です。

ネット上でも探せばあちこちに資料があり、今はうつ病の情報を集めようと思えば困ることもありません。

 

当たり前ですが、うつ病の原因はひとつだけではありません。

いろいろな要因が重なり、何らかのきっかけで発症します。

うつ病の要因は、身体的な不調であることもあるし、移転、転勤、異動、結婚などの環境の大きな変化、家族とか親しい人の死、ストレスなどがあります。

遺伝的要素が関係することもあるとされていますが、うつ病は誰でもかかる病気です。

・・とこんな感じの病気です。

そして、うつ病にかかりやすい条件の人として

  1. 残業時間など仕事時間が長い(自分の時間が取れずにストレス発散できない)
  2. 昼夜逆転の生活(体内時計のバランスが崩れる)
  3. 自分の仕事が適切に評価されていない

などがあります。

看護師は、まさに昼夜逆転の生活、残業も多いし、仕事に拘束されている時間は長いし、かかりやすい条件に当てはまっています。

 

医療知識があっても自分がそうだとは認めたくない

看護師は、専門知識があるので、改めて調べなくてもうつ病がどういうものかだいたい知っています。

たとえ精神科の看護師でなくても、うつ病の患者さんはどこにでもいるし、接触する機会はあります。

詳しくはないけど、一応基本的なことは学校でも習っているし精神科実習もしています。

 

だけど、自分のことはわからない、それはうつ病が脳の病気であるからでもあり、脳の問題に自分の脳が気づくのは難しいですよね。

 

私もうつ病になりましたよ。

「うつ病」なんて改めて言われると、何か大変なことになったような気がして、それもショックでしたけどね。

念の為に入院も勧められましたが、まだ通院治療でも大丈夫でした。

私の周囲の看護師で、うつ病になった人は何人もいますよ。

全然珍しくないし、特別な病気でもないのです。

 

でも、薄々、自分の精神がどこか病んでいるのではないかと気づいたところで、

自分を患者とは考えにくい。

あの人は精神的に病んでいる人だとも思われたくない。

病気に逃げているとか思われそうで、認めきれないし、宣告されたくなかったりします。

 

仕事に行きたくない・・・症状はささいなことから

うつ病は、意欲減退、不眠、早朝覚醒、過眠、集中力の低下、悲嘆、食欲不振または過食などなど、様々な症状がありますが、これが全部現れるわけではありません。

 

私の例で話しますね。

私の症状は、異動がきっかけでした。

その前から、家庭内のことや人間関係など、なんやかんやと悩みや問題を抱えていて、それは自覚がありましたので、異動が全てではないです。

そもそも異動がきっかけとか言ってますが、それは不本意な異動だったわけではなくて自分の希望でした。

希望通りに異動できたのになんでうつ病?不思議ですよね。

結局、きっかけはきっかけに過ぎないのです。

異動によって環境が大きく変わり、自分が問題を抱えて悶々としていたことに重なったために、負担になったのだと思います。

異動は、人間関係も変わるし、仕事も一から覚え直さないといけません。

そして私は、変な話、転職よりも同じ職場内での異動の方が、自分の評価が気になったりしてプレッシャーを感じたのだと思います。

 

仕事に行きたくない、仕事に行くのが憂鬱でたまりませんでした。

「憂鬱」まさにこれです。

前の部署ではそんな気分にはなりませんでした。

異動してから、体が重くて、いつもどこか不調で、そして後悔し、前の部署に戻りたくて仕方ありませんでした。

ある日、一人の看護師とのやりとりで自分の感情のコントロールが利かなくなり、

「私はこんな仕事がしたかったわけじゃない・・・」と、涙があふれて止まりませんでした。

後で考えたら、その人は何かひどいことを言ったわけではありません。

だからさぞかしその人はびっくりしたと思います。

 

それから本当に出勤できなくなり、そんな自分に危機感を覚えました。

そしてメンタルクリニックを自分から訪れたのです。

休むことにも理由が必要です。私はまだそこらへんが冷静でした。

でも、初めて会う医師なのに、私は話しながらまた涙が止まりませんでした。

自分の悲しい感情が抑えられないのです。

悲しくて辛く、どうして私はこんなにだめなのだろう?この先ももう這い上がれる気がしない。

自分の未来が信じられない、そんな感じでした。

 

死にたくなるような仕事なんて捨ててもいい

私はそれから1ヶ月ほど休職し、無事に仕事復帰できましたが、期間は人にもよるし、また症状の重さにもよると思います。

私は、その何年か後にも同じような症状に陥ってしまい、その時も入院はせずにすんだものの、療養しながらカウンセリングも受けました。

 

人が抱えている問題の数々は、解決の方法があるものなら良いでしょうが、完全になくすことはできません。

だけど、自分の中で折り合いをつけていくことが上手になれば、越えられることも多いです。

自分自身が安定すれば、かかるストレスの処理もうまくなってきます。

 

私が復帰して安定し、勤務していた頃、やはり看護師をしている私の友人がうつ病になりました。

彼女は真面目で努力家な人で、昇進して異動しとても張り切っていました。

しかし、仕事量が一気に増え、しばらくすると心身の疲労がMAXになっているのを感じ取れました。

 

毎日、暗い中をとぼとぼと帰って家にたどり着いても1人だし、疲れて食事をする気にもならない、周りは冷たくて(そう感じる)仕事ができない人と思われているようでとてもみじめだ・・というようなことを口にするようになりました。

そして、「明日も明後日も職場に行かなくてはいけない」「死んだら行かなくてすむよね」と言い出し、これはまずいと感じました。

 

死ななければ辞められない仕事なんてないですから。

自分は生きていて、逃げてもいい。

仕事なんてどうにでもなる。

死とどっちを選ぶかなんて仕事はない。

そんな話をしたと思います。

彼女は、その後しばらく休職をしてメンタルクリニックに通院しました。

判断ができるようになるまで、退職は思いとどまった方が良いというアドバイスもされていましたが、結局退職しました。

でもその後は順調に自分を取り戻して行きました。

 

仕事も大切かもしれませんが、明日も出勤するか死ぬかを天秤にかけて考えなければならないような仕事なんて、惜しげもなく捨てていいのです。

私はそう思っています。

 

まとめ

うつ病は誰でもかかる病気ですが、自覚するのが難しいです。

でも、看護師でうつ病になって休職した人はたくさんいます。

うつ病も軽い症状から重い症状までいろいろですけど、重症になる前に何とかした方が当然回復もしやすいと思います。

仕事は生きる為にしているのであって、死んでまで守らないといけない仕事なんてないのですから、死にたくなる仕事は捨てましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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