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たった50万円の慰謝料トラブルで元恋人を手にかけた29歳妻帯者

男と女
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先日、自宅マンション敷地内で女性が男に刺されて亡くなる事件がありました。

犯人は自首したためにすぐに逮捕に至りました。

私は最初、これはストーカーがらみと思っていましたが、犯人は元恋人で、動機は過去の慰謝料トラブルによるものということが後に判明しました。

犯人はいい大人で仕事もしているのに、なぜ解決できなかったのか・・・。

今回はこの事件を考察してみます。

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この事件の概要

2018年3月16日20時すぎに、東京都多摩市諏訪のマンション敷地内の外階段で、このマンションに住むMさん26歳が首を刃物で刺され、亡くなっているのが発見されました。

死因は失血と見られています。

17日午前2時過ぎ、横浜市港北区の菊名駅前交番に男が出頭しました。

「自分はMさんの元恋人であり切りつけたことに間違いない」と話し、コートに付着していた血痕のDNA型が被害者と一致したために、この男、H.S29歳を逮捕しました。

現場近くの防犯カメラには、黒ずくめの服装の不審な男がMさんの後ろを付いて歩く姿が映っていたそうです。

出頭時、容疑者は凶器とみられる血の付いた包丁とMさんの携帯電話を持っていたとのことです。

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容疑者は29歳・勤務先も妻も子もある

事件がニュースで報道された当初は、てっきりストーカー事件だと思いました。

それがすぐに思い浮かぶほど、ストーカーによる事件は多く、聞き慣れてしまったことも恐ろしいのですが。

この男の素性も全くわからなかったので、被害者をつけ回していた異常者だったのだろうと思いました。

でも、この男、29歳というそれなりの年齢で、保険会社勤務という仕事も持っているし、おまけに妻帯者でした。

2人の子供と妻と4人暮らしとのこと。

それなら不倫関係か何かで、この男がふられて、自分が妻帯者であるという立場もわきまえずに彼女に未練たっぷりで、やっぱりつけ回していたのだろうとも考えました。

しかし、恋人関係にあったのはもう4~5年前の話らしく、容疑者は近所では温和な人と見られているようです。

子供を保育園に連れて行く姿などもよく見かけていたという証言もあります。

ただ、被害者との間に訴訟トラブルがあり、容疑者はこれを取り下げてもらおうとして被害者に接近していた様子。

判決が下りるのを数日後に控えていたようです。

そして、事件の当日、被害者のマンション前で待ち伏せをし、Mさんが帰ってきたところに声をかけようとしたところ、Mさんが踵を返して逃げたために追いかけたとのこと。

容疑者は計画性は否定し包丁は脅し目的で持っていたと言いますが、その追い方も執拗で、傷も複数個所あったようです。

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後に発覚・たった50万円の慰謝料が理由

そして次第にトラブルの内容も明確になっていきます。

容疑者とMさんの間の訴訟トラブルというのは、2014年に遡ります。

その当時、二人は保険会社に入社、同期として親しくなり恋人としての付き合いが始まったようです。

しかし、容疑者の方が二股恋愛だったとのことで、それがそもそものトラブルの原因になります。

容疑者には婚約者がいました。

そしてMさんの方はそのことを知らなかったようです。

二人が付き合っていることは、容疑者の婚約者にばれてしまいます。

婚約者は、この件について訴訟を起こし、慰謝料50万円をMさんに請求しMさんはそれを支払ったのだそうです。

その50万円は容疑者が後にMさんに払う予定になっていました。

しかし、容疑者はその後にこの時の婚約者と結婚。

50万円の慰謝料支払いだけさせられたMさんは、それを容疑者に請求する為に訴訟を起こしていたようです。

事件の3日後の3月19日、東京地裁はMさんの訴えどおりに容疑者に50万円の支払いを命じました。

50万円・・・大金には違いないですが、殺人事件が起こるにしてはあまりにもせこすぎます。

50万円の慰謝料、過去の清算として払えばよかっただけではないのでしょうか。

50万円は大人の男に作れない金額ではないと思います。

妻に隠していたのだとしても、発覚したところで妻も知っている過去の話だったはず。

あの時に自分が踏み倒したお金を改めて請求されているだけの話。

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恋愛における上手な別れ方は意識した方がいい

恋愛はとても感情的なものです。

嬉しいとか幸せな感情だけでなくて、嫉妬、憎しみ、哀しみ、そういう感情が刺激されて、ささいなことで揺れることが多いです。

どんなに愛していた相手でも、愛と憎しみは紙一重、急に恋人を嫌いになることもある、なぜ好きだったのかもわからないほど憎むこともあると思います。

恋人関係にあった相手ほど、マイナスの感情もまた大きくなるものかもしれません。

でもこのような事件まで犯すというのは本当に個人的なことで、特殊な人格だと思います。

とは言え、自分の恋人だった相手が特殊ではないかどうかなんてわかりません。

自分に落ち度はなく相手が悪い、たとえそうだとしても、安全のためには、別れをこじらせない慎重さが必要であることを改めて感じました。

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まとめ

被害者はまだ若く、とてもきれいな人だったようです。

こんな形で命を奪われなかったら幸せな未来があったでしょうに・・・・。

容疑者は、父親としても子供の人生にも陰りを落してしまいました。

被害者だけでなく周りの人の人生を全部めちゃくちゃにしたのです。

29歳にもなって、こんな単純なことが考えられなかったのでしょうか。

被害者のご冥福をお祈りいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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